糖尿病になったことに感謝
糖尿病になったことに感謝
糖質制限食を始めて2024年6月で12年になります。
当時は一部の人から、変わり者や、新興宗教並みの扱いも受けました。
最近は糖質制限に対しずいぶん理解も深まってきたように思います。
最近まで糖尿病は贅沢病(今でもそう思っている人が多い)などと呼ばれてきました。
恥ずかしことと思い隠している人もいたくらいです。
発病の主な原因
・遺伝的素因(私の場合、父・母・祖父母が糖尿病でした,高血糖な血統です)
・炭水化物の摂り過ぎにより膵臓のβ細胞が疲弊し インスリンの分泌量が少なく(出にくく)なること
・肥満・メタボ(代謝症候群)などによりインスリンの効きめが悪くなる(インスリン抵抗性)こと
・自動車などの交通機関が発達し歩かなくなったことにより、運動量が減ったこと等
以上ににより贅沢病というよりむしろ、日本の主食であるお米をたくさん食べる人、うどん・そば・パスタなどの 炭水化物をたくさん食べる人の方が糖尿病発症率が高いようです。
けっして贅沢な高級和牛や、本マグロのトロを食べた訳ではないのです。
むしろ、いくら食べても血糖値は上がりません。
私の場合、遺伝的素因と糖尿病発症の1年ほど前から炭水化物を多量に摂ったことが原因と思われます。
例えば、おにぎり2個にカップラーメン、これで糖質は100gを超えます。(2型糖尿病の場合食後血糖値は300mg/dlを超えるでしょう)
ところがステーキ200gを食べても糖質は1g弱で、血糖値の変動はほとんどありません。
情報も知識もなく、気が付いた時には糖尿病が発症していました。
インスリンは血糖値を下げる大切なホルモンです。
しかし機能性低血糖・肥満・アルツハイマー・癌などと関連するホルモンでもあることもわかってきております。
ところが糖尿病患者は、体内インスリン値が本来低いのでこうしたインスリンの害も少ないのではないでしょうか。
糖質制限食を実践すれば血糖値が上がらないので、インスリンの追加分泌も最小限で済みます。
これらのことから、「糖質制限食を続ける限り」、糖尿人は健常人よりもインスリンの害を受けにくい恵まれた体質なのでは???と思っています。
糖尿病になり江部先生のブログを知り、人類の健康食である糖質制限食に出会えた事に感謝します。
追記
江部康二先生からのコメント
コメントをありがとうございます。
私も両親共に糖尿病(祖父母は不明です)で、糖尿病サラブレッド家系です。
私も、玄米と胚芽米をたらふく食べて、ヱビスビールをたっぷり吞んで、糖尿病を発症しました。
仰る通り、糖尿人でも、スーパー糖質制限食を実践する限りは
「食後高血糖」「血糖変動幅増大」「高インスリン血症」といった、活性酸素を発生させ酸化ストレスになる
事象が最小限ですみます。
従って、正常人で糖質を普通に食べている人よりも、老化や糖化や動脈硬化や慢性炎症も最小限ですみ
健康長寿が目指せると思います。
なお、糖尿病は「インスリン分泌不足」と「インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)」が合わさって
<インスリン作用不足>とな発症します。
肥満などで「インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)」が主たる要因の場合は
インスリン過剰分泌になることもあります。