アルコール依存症は治らない
日本のアルコール依存症の治療も50年ほど前には確立されておらず、入院させて断酒させ、依存症を治すということが、アルコール依存症の治療だと思われていたようです。
つまりアルコール依存症は治るものだというのが前提にあったようです。
その当時の様子が、なだいなだ先生の著書(アルコール依存症は治らない《治らない》の意味)にありましたのでご紹介します。
なお、「」の部分が、なだいなだ先生の文章です。その前後は私が編集して掲載しました。
1964年開棟 国立療養所久里浜病院(現在の独立行政法人国立病院機構・久里浜アルコール症センター)アルコール依存治療の専門病棟(日本で初めての国立の病棟)が造られた。
オープンから6ケ月後になだいなだ先生が、アルコール依存治療の専門病棟を引き継ぎました。
しかし、ベット数が40しかないのに250人もの待機者がいたのだそうです。
そして、そのころの患者の大部分が6ケ月も入院していました。
「完全に治るとは何か。もう一生酒は飲まないと安心していられる状態になることか。それを治ったと考えるのが今までの常識だった。
だから、治そうとして入院が長くなってしまった。
そこで、何年入院したら、治ったと保証できるか、考えてみた。
常識はすぐ答えを出した。「何年入院していても、治ったと保証できない」だった。
それよりも断酒することを「治癒」と考えていたことを見直したほうがいい、と僕の常識は主張し始めた。」
そこで入院期間も任意でいいとして、退院は入院の3ケ月後と決めたのだそうです。
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※ 断酒2日目
心配していた離脱症状と禁断症状も起きず一安心です。睡眠時間は4時間ほどでした。
昨日の食事
昼:カゴメの糖質オフ野菜ジュース
夜:茹卵5個
今日の食事
昼:なし、
夜:ベーコン・白菜・もやしの低糖質鍋、鰹のたたき、キューピーのつぶしておいしい卵のサラダ、葉物中心野菜サラダ
昨日も今日もいつものように空腹感は一切ありませんでした。そして、断酒のおかげで胃もすっきり快調です。
糖質制限と断酒で頑張ります。
参考にさせていただいた著書
アルコール依存症は治らない《治らない》の意味
なだいなだ・吉岡 隆 著