SF 20年後の糖質制限食
20年後の糖質制限食はどうなっているのだろう。そのころ生きていれば私も90代です。
たぶん老人ホームに入所していることでしょう。
食事はもちろん糖質制限食で。
SF 20年後の糖質制限食
糖尿病治療は、糖質制限の食事療法が主流になっている。
健常者にも糖質制限食が普及、スーパーでも買えるし、食堂でも食べられる。
病院の食堂ももちろん糖質制限食。
一般の人も食べることができ、ランチタイムにはサラリーマン客などが列をつくり、 30分待ちもよくある。
糖質制限深夜食堂などという店もあらわれ、営業時間は深夜0時から朝7時ぐらい、飲み物は糖質0ビールと糖質0日本酒だけ。(1人3本まで)
メイン料理は豚汁だが、「できるものなら何でも作るよ」という粋な店だ。
顔に傷のあるわけありのマスター、なんと昔は「めしや」をやっていて、TVにも出たことがあるそうだ。
美味しい料理を食べて糖尿病が改善するとあって、糖尿病治療で糖質制限推奨の病院は、教育入院1年待ちが当たり前だ。
美味しい糖質制限食を作る料理人が引っ張りだこで、病院間でヘッドハンティングが頻繁に行われている。
TVでは、糖質制限料理の鉄人などという番組もあり、料理人が腕を競っている。
審査員は全員糖尿病患者、応援席には看護師さんがいっぱい。
○○病院で修行したフレンチの料理人が、イタリアンレストランの料理人に勝ったなどと。
町のレストランでも、糖質制限食が手前板前当たり前、
中でも、仙台市にあるオスティナートという糖質制限レストランは、20年以上前から糖尿病患者専門の老舗レストランだ。
老人ホームに入所している、初代オーナーシェフ横車大八さんに聞いたところ、「20年前にはほとんど予約が入らなかったなあ、昔はみんな米やパンを食っていたんだ」と、懐かしそうに話してくれた。
超美味しいと評判なのだが、糖尿病手帳又は医師の診断書の提示がないと入店できず、糖尿病患者以外は食べられないのだ。
一度は糖尿病になって食べてみたいなどと、マスコミで話題になっている。
と、そんな時代が本当に来るのかな。